TOEICのスコアアップに伸び悩んでいませんか?
あるいは、これから初めてTOEICに挑戦しようとして、「何から手をつければいいか分からない」と不安に感じていませんか?
TOEICで高得点を取るために最も重要なこと、それはズバリ「スピード感」と「試験形式への慣れ」
今回は、私自身がスコアを大幅にアップさせた経験を基に、TOEICで結果を出すための具体的な勉強法と、実際に使って効果絶大だった参考書をご紹介します。
対策なしで大失敗。TOEICは「慣れ」が点数を左右する
TOEICは、問題文も指示も、そして選択肢もすべて英語
とにかく英語を早く正確に読む力が求められます。
少しでも読むのが遅いと、問題を解くどころか、考える時間すら確保できません。
何を隠そう、私も初めてTOEICを受けた時は、事前準備ゼロ

問題の形式すら知らなかった💦
いきなり本番に挑んだ結果は630点ほど
しかし、その3ヶ月後
特に勉強はしなかったものの、一度受けたことで「TOEICとはこういう試験か」と形式が分かっただけで、スコアは820点にまで跳ね上がったのです。
元々、海外ドラマなどを英語で見ていたので、TOEICの形式に慣れたところ、一気にリスニングの得点がアップ
この経験から、TOEICは独特の試験形式に慣れていないと、本来の力さえ出しきれないということを痛感しました。
決して安くはない受験料を無駄にしないためにも、必ず事前に問題形式に慣れておくことが必須です。
スピードが命!1秒の迷いが命取りになる
TOEICは、リスニングもリーディングも時間との戦い
リスニングでは、「お腹すいたな・・・」「あとどれくらいかな?」なんて一瞬でも他のことを考えると、あっという間に音声は流れ去り、「あれ、今なんて言ったっけ?」とキーワードを聞き逃してしまいます。
そして意外なことに、このスピード感はリーディングパートの方がさらにシビア
「答えはAだっけ、Bだっけ・・・?」と少しでも選択肢に悩んだら、まず最後まで解き終わりません。
900点以上を目指すなら、考え込む時間はなく、もはや機械的に手が勝手に動くくらいのレベルで問題を処理していくスピード感が必要です。
スピード感を養う最強のトレーニングとは?
では、どうすればそのスピード感を身につけられるのか。
日頃から英語字幕で海外ドラマを観ていれば、英語の処理速度はかなり上がっているはず
その能力をTOEICのスコアに直結させるために必要なのが、時間を計って本番同様に問題を解くことです。
テスト前だけでも、普段のゆるい英語学習から切り替えて、本気で模擬試験に取り組んでみてください。
これをやるかやらないかでは、結果が驚くほど違ってきます。
私が900点の壁を越えた本気の参考書3選


私も、ただ受けに行くだけの対策では900点の壁を越えられませんでした。
900点以上を本気で目指すために取り組んだのが、以下の3冊
期間は3ヶ月間と決めて取り組みました。



長期だと嫌になるので・・・
この対策で、「考えて解く」から「瞬時に処理する」レベルに引き上げることができました。
1. 公式TOEIC Listening & Reading 問題集
やはり、本番の試験を作成しているETS(Educational Testing Service)が出版する公式問題集は外せません。
問題の質、ナレーターの音声、難易度、すべてが本番と同じクオリティ
私はこれを、間違えたところに印をつけ、なぜ間違えたのかを完璧に理解できるまでやり直しました。
印をつけた問題がゼロになるまで繰り返してから、次の回の模試に進む、という方法で完璧に仕上げました。
正解した問題は繰り返しする必要はありません。
リスニングのやり直しは、その部分だけを音声で再生するのは煩わしいので、ナレーションの本文を読んで、やり直しました。
余裕があれば数冊するのがおすすめ!
高価な問題集なので、2冊めは古本も使用してもよいかも
問題形式が若干変わって行くので、その際は最新版に近いものにすることが大切!
書名 | 公式TOEIC Listening & Reading 問題集(※最新版がおすすめ) |
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発行 | Educational Testing Service |
発売 | 国際ビジネスコミュニケーション協会 |



購入時は最新版であることをご確認ください。
2. 新・英文法頻出問題演習〈新装版〉PartⅠ 文法篇 (駿台受験シリーズ)
文法問題は、高得点を狙う上での時間短縮の鍵
ここで時間を稼ぐために、文法の細かい知識を固め、問題を瞬時に解けるようにする必要があります。
この英文法頻出問題演習は最適でした。
当時は新・英文法頻出問題演習〈新装版〉PartⅡ 熟語篇と併せて一冊でしたが、今は2冊に分かれています。
余裕があれば新・英文法頻出問題演習〈新装版〉PartⅡ 熟語篇との併用がおすすめ
書名 | 新・英文法頻出問題演習〈新装版〉PartⅠ 文法篇 (駿台受験シリーズ) |
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著者 | 伊藤 和夫 |
出版社 | 駿台文庫 |
3. 全問正解するTOEFL ITP TEST文法問題対策
「え、TOEFL?」と思われるかもしれません。
しかし、文法知識を盤石にするという目的において、この参考書は非常に役立ちました。
受験勉強をしっかりやってきた人が得意なような、細かい文法事項の穴をなくすのに最適です。
書名 | 全問正解するTOEFL ITP TEST文法問題対策 |
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著者 | 林功 |
出版社 | 語研 |
これら2冊の文法書も公式問題集と同様に、間違えた問題の印がすべてなくなるまで、何度も何度も繰り返しました。
とにかくスピード
軽い気持ちで受けていた時も、テスト形式に慣れるに従い、点数は少しずつ上がりましたが、対策なしでは900点の壁は越えられませんでした。
全ての対策は、問題を瞬時に処理するための「スピード感」を体に叩き込むため



体調も万全に整えて受験しましょう