オンライン英会話を始めたものの、
「教材はどんどん進むのに、身についている実感がまったく無い・・・」
こんな悩みを抱えていませんか?
もしあなたがこんな悩みを抱えているなら、その原因は「教材のレベル」にあるかもしれません。
今回は、私が実践している「あえて簡単な教材を選ぶ」という受講法をご紹介します。
焦らず、ゆっくり|簡単すぎるくらいから始めてみよう
「わかる」と「話せる」は全くの別スキル
オンライン英会話の教材を開いたとき、「ふむふむ、このくらいの文章なら簡単だな」と感じることは多いでしょう。
しかし、本当にそうでしょうか?
例えば、登場人物2人の短い会話(ダイアログ)が載っている教材
目で読めば、意味を理解するのは一瞬かもしれません。

ここで質問
「もし自分がその登場人物の立場になった時、その英語がスラスラと無意識に口から出てきますか?」
おそらく、多くの人が「うーん・・・」と考え込んでしまうはず・・・
これこそが、「頭でわかっている」ことと、「必要な時に口から出る」ことの大きな違い。
これは、日本語でも同じです。
いつも人に感謝を伝える習慣がある人は、頭で考えるより先に「ありがとう」という言葉が出てきます。
しかし、そういった習慣がない人は、いざお礼を言おうとしても、なんだかぎこちなくなってしまうことがありますよね。
スピーキングも、これと全く同じ
「英語を口にする習慣」を体に染み込ませることが何より大切なのです。
私が今も「基本教材」を使い続けるワケ


実は私自身、今でもかなりベーシックな教材を使ってレッスンを受けています。
先生からは「この教材は簡単すぎない?もっと難しい新聞記事ディスカッションに挑戦しようよ!」と提案されることもあります。
もちろん、知識を増やすためにそういったレッスンも受けますが、基本はいつも「簡単な日常英会話」の教材です。
なぜなら、年齢のせいか、最近は日本語ですら「ほら、あれだよ、あれ!」と、言葉がスッと出てこないことがあるから💦
毎日使っている母国語でさえそうなのですから、ましてや英語なら、なおさらです。
だからこそ、簡単な基本表現を毎日口に出し、英語を話すための口の準備運動をすることを習慣にしています。
「早く終わらせること」が目的になっていませんか?
オンライン英会話を始めた人が陥りがちなのが、「早くコース教材を終わらせたい!」と、すごい勢いでレッスンを進めてしまうこと。
もちろん、この方法自体が間違いではありません。
1から最後まで終わったら、また1に戻って何度も繰り返すのであれば、それは非常に有効です。
しかし、もし速さだけを求めて、予習や復習をおろそかにしたまま教材を一周終わらせても、その表現はあなたの体に染み付いてはいません。
頭の中での「暗記」はできているかもしれませんが、それではいつまで経っても「ペーパーテストはできるのに、外国人を前にすると話せない」という状況から脱却できません。
自信をつけるための一歩
もし今、スピーキング力の上達に疑問があるのであれば、一度、勇気を持って教材のレベルを「自分の読み書きの能力よりも、ぐっと落としたところ」から始めてみてください。
「簡単すぎるかな?」と思うくらいの教材で、まずは自分の持っている知識だけでも、
- 必要な状況で
- 必要なタイミングで
- 必要なセンテンスが口からスッと出てくる
この体験を積み重ねることが重要です。
この「できた!」という小さな成功体験が、次のモチベーションとなり、大きな自信へと繋がっていきます。
まずは、簡単な表現を使って、マナーに則った気持ちのいいコミュニケーションを取る訓練から。
遠回りに見えて、実はそれが「話せる自分」になるための一番の近道です。
自然に英語が口から出てくるようになるには、インプットも非常に重要です。海外ドラマの視聴についてまとめたこちらも、よろしければぜひご覧ください。