「今年こそ英語が話せるようになりたい!」 そう思って英語学習を始めたものの、
「ネイティブみたいな完璧な発音じゃないと・・・」 「文法を間違えたら恥ずかしい・・・」 「単語をもっと覚えないと会話なんてできない・・・」
そんな風に、やる前から完璧を求めて疲れきっていませんか?
実はそれ、多くの日本人が陥りがちな「完璧主義の罠」かも💦
完璧主義から離れてみよう
日本語だって、みんな完璧じゃない
少し考えてみてください。
私たちの母国語である日本語ですら、完璧に使いこなしている人なんて、ほとんどいませんよね。
作文が上手な人もいれば、漢字が苦手な人もいる。
読書好きな人もいれば、人前で話すのが苦手な人もいる。
国語の授業が嫌いだった、なんて人もたくさんいるはず
それなのに、なぜか英語学習になると、途端に「100%の完璧さ」を求めてしまいがち・・・
英語はあくまでコミュニケーションの道具
忘れないでほしいのは、英語はコミュニケーションのための「道具」だということ
もちろん、語彙力も、読む力も、聞く力も必要です。
でも、これらの能力が、すべて同時に、同じスピードで伸びていくことはありません。
ある時はスピーキングが、またある時はリスニングがぐんと伸びる。
そんな風に、デコボコしながら全体の力が上がっていくのが普通です。
ですから、全てに完璧を求めず、今できるようになったことを素直に喜びましょう!
それに、いくら語学力があっても「話したいこと」「聞きたいこと」がなければ、会話は続きません。
格式張った学術的な話でなくてもいいのです。
自分が好きな映画のこと、夢中になっている「推し活」のこと・・・など
相手の文化を理解しようとすることや、自分が「これなら詳しく話せる!」という分野を持っていることも、立派なコミュニケーション能力の一部なのです。
「できない」じゃなくて「できる」に目を向けよう
ある時は、自分の発音が気になって「まだまだだめだ・・・」と落ち込むかもしれません。
でも、そこで立ち止まらないでください。
発音が完璧じゃないからダメ、と考えるのではなく、その時にできることを喜びながら、そして何より「やっていて苦痛じゃないこと」を続けるのが大切!
4つの技能(読む・聞く・話す・書く)のどれか一つでも、昨日より少しでも伸びていたら、それは大きな一歩。
「今日も上出来!」と自分を褒めてあげましょう。
自慢じゃありませんが、私は学生の頃から完璧主義とはほど遠く、漢字ドリルなんて大嫌い
そのせいで今でも漢字は苦手ですが・・・
でも、そんな私でも英語に触れる生活だけは、学生時代を終えてからも何十年も続いています。
なぜなら、「好きな海外ドラマでも観ようかな」「お気に入りの洋楽を聞こうかな」と、楽な方法でやってきたから。
「継続は力なり」
あまり自分を追い詰めず、ちょっとだけ完璧主義から離れて、英語を楽しんでみませんか?
海外ドラマも「半分わかれば上出来」から始めよう

英語学習におすすめの海外ドラマや映画も、最初からすべてを理解しようと意気込む必要はありません。
最初は半分もわからないかもしれません。
でも、それでOK
「半分も聞き取れた!」「字幕を半分読めた!」それで上出来!
それくらいの気楽な気持ちで始めてみてください。
よく考えてみれば、私たちは日本語のテレビドラマでさえ、一言一句すべてを完璧に理解しながら観ているわけではありませんよね?
「ねえ、今の言葉どういう意味?」と子供に聞かれて、「うっ・・」と自信がなくなることも・・・
でも普段は話の筋がわかっていれば気にせず見続けているはずです。
それなのに、英語になった途端に100%理解しなければ、自分にプレッシャーをかけるのはヘン
まずは、ざっくりとしたストーリーが掴めていればOK!くらいの気持ちで、軽く始めてみましょう。
友達との会話を思い出してください。
明日の待ち合わせの話をしている時、相手が話すことのすべてに集中していますか?
きっと、約束の「場所」と「時間」というキーワードに自然と意識を向けているはずです。
英語のドラマを観る時も同じ
もしあなたがストーリーをきちんと追えているのなら、それは無意識のうちに大切なキーワードをキャッチできている証拠!
これを繰り返していけば、TOEICや英検のリスニングだって、もっと楽に感じられるようになります。
完璧を求めるあまり、英語が嫌いになって投げ出してしまうくらいなら、やらない方がマシです。
少し肩の力を抜いて、もっと気楽に英語に接してみましょう。