【多聴多読】多読の洋書はCambridge English Readersがおすすめ!

【多聴多読】多読の洋書はCambridge English Readersがおすすめ!

「英語の多読多聴がいいって聞くけど、何から読めばいいの?」

「巷でおすすめの洋書を読んでみたけど、ちっとも面白くない・・・」

こんな壁にぶつかった経験はありませんか?

わたしはあります・・・

しかし、「ゆる〜い目標」を立て、自分を甘やかしながら英語を取り入れた生活を続けた結果、突然、視界が拓けるような「ブレイクスルー」を体験することができました。

今回は、私が実践?した「1000時間リスニング」と「10000語に触れる」、そして何より学習を楽しく継続させてくれたシリーズ本についてお話しします。

目次

ゆるーく10000語に触れてみよう

■ 挫折しない、ゆる〜い目標設定がカギ

最初に私が立てたのは、本当にざっくりとした目標

  • 英語を聞くのを1000時間

  • 英語の文字、1万語に触れる

特に期限は設けませんでした。

これぐらいを達成するまでは、ゆるーく、のんびりとでも、続けてみようと決めました。

「これくらいやれば、何か変わるかも?」くらいの軽い気持ちでスタートしたのが、今思えば良かったのかもしれません。

ポイントは、自分に全く厳しくしないこと、超短期での結果を期待しないこと

軽い気持ちで1000時間聴いてみよう

「1000時間聞く」と言っても、机に向かって教材を聴き続けるわけではありません。

✅大好きな映画や海外ドラマを観る

✅ お気に入りの洋楽を聴く

✅ 通勤中にポッドキャストを流す

これらも、すべてリスニング時間にカウント

厳密ではなく、適当にざっくりとカウント

軽い気持ちで10000語に触れてみよう

「1万字読む」も同じ

分厚い本をきっちり読むだけでなく、

✅ 映画やドラマの英語字幕を眺める

✅ ゲームで表示される英語を読む

こんな風に、楽しみながら触れた英語もざっくりとカウント

「とにかく続けること」だけを目標に、自分を思いっきり甘やかして進めていきました。

■ 突然訪れた「わかる!」の瞬間

ノートとペンの絵

驚いたことに、本当にこの「1000時間」と「1万字」を超えるあたりから、明らかな変化が!

これまでは教科書とにらめっこして、やっと理解できていた過去完了形や仮定法といった文法が、感覚的に「わかる」ようになったのです。

さらに、普通の海外ドラマや映画であれば、字幕がなくてもほぼ内容を追えるようになっていました。

「続けるだけで、本当に英語力は伸びるんだ!」と、心から実感した瞬間でした。

■ 1万字の壁と最高の相棒「グレイデッドリーダーズ」

とはいえ、リスニングに比べて「1万字リーディング」は意外と手強いもの

そんな時に出会ったのが「グレイデッドリーダーズ(Graded Readers)」

グレーデッドリーダーは、英語学習者の読解レベルに合わせて使用する語彙と文法を限定して書かれた書籍です。

多くのグレーデッドリーダーは、人気の名作を学習者が読みやすいように書き直しています。

「グレイデッドリーダーズって、子ども向けで面白くないんでしょ?」

そう思われる方も多いかもしれません。

わたしも思っていました💦

しかし、ケンブリッジイングリッシュリーダーズ(Cambridge English Readers)は、その先入観を良い意味で裏切ってくれました。

こちらは、英語学習ということを忘れ、純粋な「読書」として没頭できるシリーズです。

「こんなに簡単な単語や文法だけで、なぜこんなに面白い物語が書けるんだろう」と、読むたびに感心させられます。

■ なぜ「Cambridge English Readers」は最高なのか?

本の上に女の子が座って、本を読んでいる

多くのグレイデッドリーダーズが古典や名作のリライトであるのに対し、このシリーズは英語学習者のために書かれたオリジナルのフィクションが揃っています。

初級から上級まで6つのレベルに分かれており、推理小説、ロマンス、コメディ、スリラーなど、みんなの「好き」が見つかるジャンルが満載

普段の読書同様に、「次の展開が気になって、どんどん読み進めてしまう」のです。

例えば、レベル1のThe Big Picture

舞台はなんと日本

有名な力士「タカハナダ」が、東京のホテルで女優と密会しているという情報を得て、カメラマンがスクープ写真を狙うところから物語が始まります。

もうこの設定だけで、ツッコミどころ満載で読みたくなりませんか?(笑)

教育的な出版社が出しているとは思えないほど、ゴシップの香りが漂ってきます。

しかも、作中でタカハナダは「very good-looking」と形容

貴乃花さん?・・・

この日本人にとってクスッと笑える出だしだけでなく、物語はしっかりとした推理小説として作り込まれており、最後まで夢中で楽しめます。

他にも、レベル1には『Bad Love』や『Inspector Logan』を筆頭に、タイトルだけでジューシーな想像が膨らむ本がずらり

出版社のサイトにも「一部大人向けの内容なので、若年者の学習者には向かない本があります。」と書かれているほど(笑)

そこはケンブリッジ出版、もちろん過激な内容ではありませんが、それだけ小説としてしっかり作り込まれている証拠です。

■ 【+α活用術】電子書籍なら最強のリスニング教材に!

この「ケンブリッジイングリッシュリーダーズ」、紙の書籍だけでなく電子書籍(Kindleなど)でも購入可能

そして、特におすすめしたいのが電子書籍版の活用法

スマートフォンの「読み上げ機能」を使えば、購入した本をオーディオブックのように聞くことができます!

目で文字を追いながら耳で音声を聞くことで、リーディングとリスニングを同時に鍛えられ、まさに一石二鳥!

Androidスマートフォンの場合:

  1. 設定アプリを開き、「ユーザー補助」を選択します。
  2. 「選択して読み上げ」または「読み上げモード」を選択します。
  3. 読み上げたいテキストを選択するか、読み上げモードを起動します。
  4. 読み上げが開始されます。

iPhoneの場合:

  1. 設定アプリを開き、「アクセシビリティ」を選択します。
  2. 「読み上げコンテンツ」を選択します。
  3. 「選択項目の読み上げ」または「画面の読み上げ」をオンにします。
  4. 読み上げたいテキストを選択するか、画面全体を読み上げさせます。
  5. 読み上げが開始されます。

■ 楽しむことが、上達への一番の近道

文法も語彙も、自分のレベルに合わせて書かれているので、ストレスなくサクサク読み進められます。

レベル1から始めてレベル6まで進む頃には、映画の字幕なども含めれば、自然と「1万字」という目標に近づいているはず

読み進められることで自信もつきますし、「こんなにシンプルな英語で、ここまで表現できるのか!」という発見は、リーディングだけでなくライティングスキルの向上にも繋がります。

面白くなければ、英語学習は続きません。

「いきなりペーパーバックを読むのはしんどいなぁ・・・」と感じているならば、一度このシリーズもお試しください。

ケンブリッジイングリッシュリーダーズ(Cambridge English Readers)

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